こどもの森の最新情報

こどもの森のお知らせメール 2月9日
2023-02-09 更新
★こどもの森です!
2月は「光の春」と言われますが、その言葉の通り、今日はほのかに明るい陽射しが降り注いでいます。
我が家の庭の雪も少しずつ融けて、冬色の芝生が顔をのぞかせ始めました。
あの極寒に見舞われた1月下旬が昨日のことのように思い出されますが・・・

★さて外来は、コロナもかなり少数になってきました。
替わってインフルAが目立ってきていますが、コロナ前ほどの爆発はありません。
マスク、手洗いの励行のたまものと思います。
この3年間で培った基本的感染対策は、これからもずっと続けましょう。

★インフル、コロナ、溶連菌、アデノウイルスなど、子どもたちの体調不良に発熱はつきものです。
発熱すれば食欲も低下します。
そんな時のお食事アイディアをお伝えします。

まず、食物アレルギーがらみの鉄則です。
*初めてのものは与えない。
*食アレで除去解除したばかりのものはストップ
*日頃摂取できるけれど、アレ検で極端に数値が大きいものは、控えた方が安全。

アレルギーとは違いますが、次のものは体調不良時は控えましょう。
*日本そば
*刺身などのなまもの

まずステップ1。
〜ぐったりしている病初期はまず水分と糖分で脱水と低血糖を予防〜
熱があるときは、たいてい食欲がありません。
まず必要なのは、水分・糖分、ついで適度な塩気です。
アクアライト、嫌いでなければOS-1、1.5倍希釈ポカリスエット、1.5倍希釈のリンゴやブドウのシュースなどで水分と糖分を補給し、脱水と低血糖を予防しましょう。
カロリーオフのスポドリは、体調不良時には止めましょう。
味噌汁の上澄みも与えてみて、適度に塩分も補給しましょう。
麦茶・水だけで続けると、低血糖、電解質異常を起こします。
*献立イメージ
「アクアライト・リンゴ・ブドウジュース・味噌汁上澄み・麦茶」これらのローテーション。
フルーツのゼリーも食べやすいですね。
こんにゃくゼリーやカロリーオフゼリーはNG。

次にステップ2。
〜次はデンプンがおすすめ〜
すぐにエネルギーに活用できるのはデンプンです。
一押しは、うす塩おかゆ。
だしがゆもおいしいですね。
パンは、最初はおかずパンより、ジャム付きパン、蒸しパン、スティックパン・カステラなど、ほのかに甘みを含んだパン類などが食べやすいようです。
よく煮たうどんや、あっさりつゆでおそうめんもいいですね。
*献立イメージ
「蒸しパン、1.5倍希釈ブドウジュース、フルーツゼリー」
これらでエネルギーが満たされると、ちょっと「塩っぱい系」も食べたくなるものです。
あっさりつゆでおそうめん、よく煮たうどん、薄塩おかゆ、軽いサンドイッチなど。
*献立イメージ
「おそうめんかよく煮たうどん、温かい麦茶、りんごすりおろし」

さらに進んでステップ3。
〜デンプンの次に消化の良いタンパク質〜
食欲が出てきたら、「おかず」も付けましょう。
脂っこくない胃に優しいメニューがいいですね。
茶碗蒸し、湯豆腐、白身魚やささみの煮付けなど。
*献立イメージ
「おかゆ・豆腐の味噌汁・茶碗蒸し・温かい麦茶・りんごすりおろし入りヨーグルト、ちょっと蜂蜜(2歳未満はNG)」

食欲モリモリ回復期のステップ4。
〜タンパク質重視〜
肉・魚・卵・豆腐・乳製品などのタンパク質をどんどんアップ。
「豆腐と鶏肉のハンバーグ、鶏肉炊き込みご飯、卵焼き、具沢山の味噌汁、バナナヨーグルト」

★今日のもう一つの話題は、
「あたりまえのことをどんどんほめてあげよう!」というお話です。

たとえばお子さんが、
「宿題終わったよ〜」
と、勇んで報告に来たとします。
まあ、親御さんとしては、
「それ、あたりまえ〜〜」
という気持ちが喉元まで込み上げてくるとは思います。
でもそこで、それを言っちゃあ、おしまいです。
せっかくノリノリのお子さんの気持ちもショボン・・・
宿題をやる意欲のかけらもなくなってしまいます。
そこはいっちょ、ママは女優さんになりましょう。
「へえ〜、すごい!えらかったね〜〜」
と、めいっぱいのねぎらいの言葉を!
その積み重ねが「あたりまえのことを、あたりまえにしっかりできる子」を育てます。
そして、日々の小さな成功体験の積み重ねが、やがて大きなことへのチャレンジ意欲を育ててくれるのです。

しかしほめればいいという訳ではありません。
「ほめかたご法度」を少し。
@〜比較してほめない〜
これ大事です。
比較すべきは、昨日のぼく、1週間前のぼく、1月前のぼく、1年前のぼく、であって、お友だちでも、きょうだいでもありません。

A〜本人が喜んでいないときには、漫然とほめない〜
本人が手応えを感じられず納得いっていないときに不用意にほめると、かえって傷つけてしまいます。
たとえば、サッカーの試合で、自分は1点ゴールしたけれど、相手方は3点取って、結果的に負けてしまったとき。
「1点ゴールしてよかったね」はNG。
そんなときは、「ママは」を主語にした「アイ(I)メッセージ」を。
「ママはすごいと思ったよ〜」
詳しく解説すれば・・・
「あなたは試合結果に納得してないかもしれないけど、ママ(私)は、あなたの活躍を、すごいと思った。だから、ママは勝手に喜んでるよ〜」
という感じです。

反対に、ちょっとおすすめ「ほめテク」をひとつ。
「もうすでにそうなっているとイメージしてほめる」という技。
これはちょっと高難度ですが、私がかつて義母から伝え聞いたものです。
たとえば靴をそろえて脱いで欲しいとき。
「最近は、お靴の脱ぎ方が上手になったね。この前きちんと玄関に揃えてあって、ママびっくりしたよ〜」
と、さりげなくつぶやいてみます。
そうすると、子どもの心はきっとこんな感じです。
「あっ、ママはぼくを、お靴をきちんと脱げるいい子だと思ってるんだ。これからもその信頼を傷つけないようにがんばろう!」
こうしていい歯車が回り始めるのです。

ママやパパのほめことばには、限りない魔法があります。
この魔法のサプリを、今日もさり気なく「さっさっ」とふりかけてあげましょう。

<流行っている病気>
@インフルA
Aウイルス性胃腸炎
B溶連菌
Cアデノウイルス
D新型コロナ
*花粉症も出始めています。