★こどもの森です!
どこの学校・園でも、新学期がスタートしました。
今年は月曜始まりの新学期で、新1年生にとっては、ちょっと長い1週間かもしれません。
とにかく早く寝て、すっきりと朝を迎えてくださいね。
★新学期が始まったと思ったら、もう4月も中旬です。
まずGWのこどもの森・森のおうちの診療予定です。
結論から申し上げますと、カレンダー通りです。
4月29日は祝日でお休みですが、5月1日、2日、6日とも普通に診療・保育します。
どうぞご利用ください。
★ワクチンについて、ちょっとお知らせ・復習です。
@4種混合:2ヶ月から接種できます。
AMRワクチン:1期は1歳になったら、2期は年長組になったら。
年長さんはそろそろ予約してください。
B日本脳炎:3歳になったら1〜4週空けて2回、その1年後に1回。9〜10歳で1回。計4回。
*日本脳炎は蚊が媒介する感染症です。
年齢に達していてまだのお子さんは、そろそろ予約して夏に備えましょう。
*ロタ、ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、おたふく、水痘、みんな大切です。
しっかり受けておきましょう。
*こどもの森では「新型コロナワクチン」の受付を終了しました。
ご希望の方は、集団会場や、個別接種実施医療機関にお問い合わせください。
★2021年度からスタートした「こどもの森の森だより」、江南区の保育施設に月に1回お届けしています。
早くも27号になりました。
他区のかたや、就学後のご家庭は、市のホームページから閲覧することもできます。
どうぞご一読ください。
また、2020年の夏からスタートした「こどもの森のインスタグラム」も、連日投稿でキープしています。
昨日で1046投稿です。
お子さま、お母さまの日々の暮らしや子育てのお役立ち情報をアップしています。
最近は「お子さまの暮らしにおける睡眠の大切さ」をちょっと掘り下げてみました。
どうぞご覧ください。
日々の診療の場面以外の、このような情報提供、双方向のコミュニケーションは、とてもいいものだなあといつも感じています。
いつも「いいね」や「コメント」、ほんとうにありがとうございます。
★今日はその「森だより」から、お子さまの鼻吸引の大切さについて。
保育園デビュー戦のお子さんは、ちょっと体調を崩しがちかもしれません。
滝のような鼻水、発熱、ちょっと下痢気味・・・
でもそれらは「みんなが一度は通る道」。
「保育園デビュー戦あるある」ですから、心配ありません。
大切なこと「カゼがカゼで終わる」ようにすることです。
そのためにさりげなく大切なのが鼻水の管理です。
「たかが鼻水、されど鼻水」なのです。
鼻は奥の方で耳、副鼻腔、喉〜気管支〜肺、目などとつながっています。
また鼻水の中にはウイルスや細菌がいっぱい入っています。
鼻汁をそのままにしておくと、鼻の奥にたっぷりたまってしまいます。
そこから病原体満載の鼻汁が上記のようないろんな方向に侵入して、中耳炎、副鼻腔炎、肺炎、結膜炎などを引き起こします。
まだ鼻をかめないお子さんでは、しっかり吸引してあげることがとても大切です。
口で吸うタイプはママにカゼがうつります。
絶対に止めましょう。
電動のものがおすすめです。
3歳を過ぎるとだんだん鼻かみができるようになります。
「出たらかみなさい!」というスタンスでは、子どもはいつまで経ってもかんでくれません。
朝顔洗い後、夕方帰宅時、入浴後、この3回は、おうちの方が手を添えてかみきらせるようにしてあげましょう。
鼻水の管理はカゼからの余病予防の第1歩です。
ひとつのカゼを乗り越えるごとに、「またひとつ免疫をゲットした!」、そんなふうに前向きに考えましょう。
クリニックでも、毎年この時期からたびたびカゼをひく新入園児さんが大勢おられます。
しかしどのお子さんも、2ヶ月、3ヶ月、半年と経つうちに、見違えるほど丈夫になっておられます。
大丈夫!ひとつひとつ乗り越えて、「パワフル免疫」をゲットしましょう!
★さて今日のもうひとつの話題は、「子どもの寝かしつけ」について。
子どもたちの脳育てに、十分な睡眠がとても大切です。
睡眠不足でうまく脳育てが進まないと、集中力、自分を制する力、大丈夫と自分を落ち着かせる力が伸びず、イライラ、ウロウロ、爆発など、困った行動が出てくることがしばしばあります。
するとこんなご意見が聞こえてきます。
「寝かしつけしようとしても、ぜんぜん寝てくれない・・・」
その通りです。
大人でもそうですよね、「眠いけど起きる」はなんとかできても、「眠くないけど眠る」は無理ってこと。
早起きすれば、おのずと夜は早く眠くなります。
「早起き徹底→早くに眠くなる」このサイクルを目指しましょう。
そんな、寝かしつけで手こずるママへのアドバイスをお伝えします。
その押さえどころは・・・
@起こしたい時間の30分前、遅くとも6時半にはカーテン全開で明るくする。
A起こしたい時間の10分前には、大好きな音楽でテンションアップスタート。
(@Aで起きないからと諦めず、根気強く続けること。)
B朝の入浴やシャワーは朝の体の目覚ましに、とても効果的。
C昼寝は1時間以内に。3時までには必ず起こすこと。夕方は絶対に寝かせないこと。
Dできる範囲で早めに夕食、入浴を済ませる。
E夕食はセロトニンの原料になるトリプトファンをたくさん含むタンパク質をしっかり摂取。
F夕食後はテレビの音量も落とし気味に。夕食後はゲームやスマホなどのブルーライトは厳禁とする。
G夕食後は、できれば蛍光灯色の照明でなく、薄ぼんやり明るい白熱球色とする。
(仕事や勉強の部屋以外は、蛍光灯色にしないほうがよい。)
H寝る前のお決まりルーティンを決めておく。絵本2冊など。
*お昼寝をたっぷりして降園すると、「朝が2回来た」ような状態となり、帰宅してからパワー全開でなかなか寝付いてくれません。
夜の寝かしつけに手こずるお子さんは、園に相談してみましょう。
*眠る直前のお風呂は覚醒効果があるので、できるだけ早めに済ませておきたいものです。
理想は「夕食前のお風呂」ですが、お仕事ママの場合はかなり難しいと思います。
発想を変えて、朝風呂や朝シャワーにしてはいかがでしょう。
*子どもたちはとても賢いので、ママの心は簡単に読まれちゃいます。
「寝かしつけたら洗濯と明日の準備をやるぞ〜、早く寝付かないかな・・・」
という気持ちは、きっとお子さんに伝わりますから、それも寝つきを悪くする要因になります。
可能であれば、いっそお子さんと一緒に寝落ちして朝早くからやるのも、とても効率的かもしれません。
*夕食を食べ終えてから就寝までに2時間以上あることが理想です。
夕食の血糖上昇が一段落してからのほうが、夜間に成長ホルモンがよく出るからです。
そのためにおすすめなのが、「作り置きお惣菜」です。
お仕事ママがご帰宅なさってからの夕食準備段取りですと、食卓に着く時間がどうしても遅くなります。
帰宅時に空腹のお子さんは、夕食を待つ間に、ついついおやつに手が伸びます。
せっかく作ったお夕食も、美味しく食べてもらえません。
現代は「電子レンジ」という文明の利器があります。
作り置きを並べてチンして、ご飯と味噌汁を用意するなら、帰宅後10分以内には夕食をスタートできます。
「早く寝付いて、元気にお目覚め、美味しく朝ご飯、すっきり朝トイレ!」
新年度です。
子どもたちの生活の基本をしっかりと押さえてあげましょう。
<はやっている病気>
@インフルA
Aウイルス性胃腸炎
B熱、咳、鼻汁の普通カゼ(RSもときどき見られます)
Cアデノウイルス
D花粉症はピークを過ぎた感じですが、黄砂も心配です。