★こどもの森です!
連休はいかがお過ごしでいらっしゃいましたか?
お天気にも恵まれ、近隣の田んぼは、ほとんど田植えが終了したようです。
★どんどんとお天気が良くなってきました。
日光浴でビタミンDを活性化しましょう。
ビタミンDは骨を丈夫にするだけではなく、脳の発達、免疫の強化にとても大切です。
赤ちゃんはベビーカーで、できれば午前中にお散歩を日課にしてみましょう。
行きに7〜8分、帰りに7〜8分、計15分で十分です。
セロトニンを活性化して、いきいきと1日を過ごしましょう。
★生き物の体内時計は、2つあって、脳の体内時計と体の体内時計です。
前者は朝の光でリセット、後者は朝ごはんでリセットです。
朝日を浴びて朝ごはん、最高です。
「早寝早起き朝ごはん」は、やはり子育ての一丁目一番地ですね。
★5月5日は子どもの日でした。
ということで、今日の話題は妊婦さんにおすすめの食生活です。
母子ともに健康で健やかな毎日の準備は、妊婦さんの時期からがスタートです。
「人生最初の1000日の食事」という表現がります。
妊娠期間で1年、その後2歳までの食事が大切という意味です。
実際、人生で一番「食」について真面目に考えるのはいつかといえば、やはり妊娠・子育ての期間です。
そしてこの時期に培った良い食習慣は、ご一家の健康を、その後も守り続けてくれます。
ポイントは次の6つ。
基本は「量より質」ということです。
1)穀類
適量をしっかり摂りましょう。
厚労省の指針によれば、普通盛150gを1日3.5〜4.5杯となっています。
毎食1杯ちょっとと考えておきましょう。
ポイントは、血糖値の上昇スピードのゆっくりな、GI値の小さいものを選ぶことです。
白米に炊飯器で炊ける玄米を混ぜたり、全粒粉のパン、全粒オートミールなど、精白していない穀類がおすすめです。
食物繊維、鉄、カルシウム、ビタミンBなどの栄養も含まれています。
2)野菜、果物
これらはビタミン、ミネラル、食物繊維の宝庫です。
妊婦さんといえば葉酸摂取推奨ですね。
ブロッコリー、もろへいや、ほうれん草、春菊、アスパラガスなどに多く含まれます。
野菜は加熱してカサを減らしてたっぷりと食べましょう。
妊娠中は黄体ホルモンの影響で便秘がちになります。
野菜、海藻、きのこから、たっぷりと食物繊維を摂取しましょう。
野菜も果物も、ジュースよりそのものを摂取しましょう(←ここ大事)。
ジュースは血糖値のアップダウンが激しいからです。
柑橘類やイチゴ、キウイなどに含まれるビタミンCは、鉄分の吸収を促します。
またビタミンCは、軟骨や皮膚を形成するコラーゲンの生成にも必須です。
これらフルーツは、デザートにおすすめです。
野菜・果物とも、土に含まれる原虫であるトキソプラズマの危険性があるので、よく洗い、できるだけ加熱して摂取しましょう。
3)たんぱく質
*赤身の肉、鶏肉、魚、卵、乳製品をバランスよく摂取しましょう。
ただしこれらに含まれる動物性の油の質が問題です。
*豚・牛は白身部分を外して、鶏肉は皮や脂を外してから調理しましょう。
*これに対して魚の油は、オメガ3の油を含むので超おすすめです。
魚については、少し注意点があります。
それは水銀です。
一部のマグロなど大型の魚は水銀が蓄積しやすく、妊婦さんには不向きです。
おすすめの魚種は、サケ、サバ、アジ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオなどです。
ツナ缶は、マグロやカツオが原料ですが、使われるマグロは、キハダやビンナガなどのため、極端にたくさん食べなければ問題ありません。
魚も肉もよく加熱して食べましょう。
肉・魚とも、蒸す、煮るなど、調理の過程で油を付加しない調理法をなるべく意識しましょう。
肉・魚を調理する器具は、野菜などとは別のものにしておきましょう。
*卵は加熱して食べましょう。
*チーズは、リステリア感染症の危険性から、ナチュラルチーズを避け、プロセスチーズを食べましょう。
*ヨーグルトは低脂肪、低糖質のものがおすすめです。
4)油脂:質が重要
*肉・魚に含まれる油脂については上でお伝えしました。
魚の油は撮る、肉の油は捨てる、こういう原則は徹底しましょう。
*乳製品も低脂質のものがおすすめです。バター、生クリームは、たまに食べる程度にしましょう。
*加熱する料理にはオリーブオイル、米油。
*加熱しない料理には、アマ二油、エゴマ油。
*マーガリン、ショートニングはできるだけ控えましょう。
*クルミなどのナッツもおすすめ。オイル添加なし、食塩添加なしのものを。
*カップ麺、ポテトチップス、クッキー、ドーナツなど悪い油を多く含む食品はできるだけゼロに近づけましょう。
5)調味料
砂糖、塩は、可能な限り控えめが安全です。
質の悪い油は可能な限り控えましょう。
6)その他、ビタミン・ミネラルなど
*ビタミンB 12:神経細胞、血液細胞を健康に保ち、DNAを作るのに役立ちます。
肉、魚、卵、牛乳、乳製品などをまんべんなく食べましょう。
*ビタミンD:日光浴をしましょう。魚、小魚、卵黄、きのこに含まれます。骨の発育のほか、脳の発育や免疫アップにも役立ちます。
*ビタミンA:多くても少なくてもいけません。レバーやサプリから摂取するより、にんじん、かぼちゃなどの野菜に含まれるβカロテンの形で摂取すると安心です。
*鉄:赤身の肉、赤身の魚からの摂取が効率が良好です。青菜などに含まれる植物性の鉄は、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収が良くなります。
*カルシウム:たっぷり摂取しましょう。低脂肪の乳製品、小魚、小松菜、卵黄、切り干し大根に多く含まれます。
*ヨウ素:甲状腺や脳の発育に必要です。日本は海苔・わかめ・昆布などの海藻をよく摂取するので、これらからこまめに毎日摂取しましょう。
*亜鉛:細胞が分裂するときに必要です。魚介類、肉、卵、乳製品、ナッツ類、豆類に含まれます。牡蠣鍋、カキフライなどは亜鉛の宝庫です。たまには食べましょう。小腹が空いた時のおやつにナッツを常備しておきましょう。
こうしてみてくると、妊婦さんにおすすめの食事は、子どもたちにおすすめの食事にもぴったり合致します。
ひいては、家族の健康食でもあります。
ぜひぜひ子育て期間を、「食の見直し期間」として有効利用しましょう。
<はやっている病気>
@RS等による喘息性気管支炎
Aウイルス性胃腸炎(アデノ ノロ)
Bアデノウイルス等による急性扁桃炎
連休中の寒暖差や、連休のお疲れで体調を崩されたお子さんが目立ちました。
花粉症は少しずつおさまってきました。
スギ花粉は終了し、少しずつイネ科の雑草によるものが増えてきている印象です。
5月は運動会・遠足など行事の多い月です。
体調を整えて、元気いっぱい過ごしましょう。