お知らせメール

お知らせメール 1/7 <流行疾患とその予防>

2016年01月07日 更新

★冬休みもそろそろ終わり、新学期が始まります。
「お休みモード」の生活リズムのリセットは、順調でしょうか?
今年は雪がなくて助かります。
でも週末には冬型のお天気予報のようですね。
天候の変化で体調を崩されませんように。

★さて、外来は、少しずつインフルAが見られ始めています。
年末年始で集合した際に、いとこさんがインフルで~~などのケースも散見されます。
これから新学期が始まりますから、ちょっと心配です。
うがい、手洗い、たっぷり睡眠、しっかり朝ごはん!で、がんばってくださいね。
マスクでウイルス粒子をブロックできるわけではありませんが、流行期にみんながマスクを着用することには、大きな意義があると私は思っています。
人間は無意識のうちに鼻をこする仕草をします。
手に付着したウイルスは、皮膚から侵入することはありませんが、鼻や目や口などの粘膜からは侵入します。
流行期は、ドアノブなどそこらじゅうにウイルスは付着している可能性があります。
そのウイルスが付いた手で鼻をこすると、そこからインフルウイルスが侵入していきます。
マスクをしていれば、マスクの上から鼻をかくので、侵入をある程度予防できると思われます。
みなさん、そろそろ「マスクシーズン」ですよ~~!

★ノロもさりげなく流行が続いています。
年が明けてから、特に強い症状のお子さんが目立ちます。
また、そのお世話をしたママたちが、うつっているケースが多いですね。
げろげろの後始末は、使い捨て手袋をはめた上で、素早くして下さい。
ハイターでの消毒もお忘れなく。
ご自宅でのOS-1、アクアライトORSなどの備蓄もご確認下さい。

★雪のない冬、空気も乾燥しています。
乾燥でお肌も荒れがちです。
お子さまの保湿ケアもお忘れなく。
朝着替え時、夕方帰宅時、夜入浴後など、1日2-3回お肌に合った保湿剤を塗ってあげましょう。
クリニックで処方される保湿剤も、冬モードのものをご処方します。
ご来院時に、ご希望をおっしゃって下さい。

★鼻かみの大切さについてです。
小さなお子さんたちは、みんな鼻かみが大嫌いです。
はなをかんであげようとしても、「出ない、出ない!」といって逃げ回ることも。
でも鼻すすりをすることで、最近やウイルスをたっぷり含んだ鼻汁がのどに落ちて咳き込んだり、ひいては中耳炎、肺炎のもとになったりします。
朝顔を洗った時、夕方帰宅時の手洗うがいの時、夜入浴中や入浴後など、1日2-3回、出ても出なくても鼻をかむ習慣を付けさせましょう。
お風呂で片方の鼻を押さえて、「ふん」とさせて「はなくそとばし競争」をさせてみましょう。
そうすることで、鼻を出す要領がわかって、上手くかむことができるようになります。
ティッシュで押さえると、どんなときに鼻が出ているのか、最初こども自身が理解しにくいからです。

では、新学期、順調にスタートされて下さいね~!

<はやっている病気>
①胃腸炎;主にノロ
②インフルA
③アデノウイルス、溶連菌
④RSウイルス、マイコ
⑤皮膚炎目立ちます。

 

こどもの森の入り口付近

例年なら、雪が積もっている頃ですが、今年は全くなくて助かっています。

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花壇の植え込みも、このところに気温で、雑草の若芽が出始めてしまいました。

このくらいのうちに抜いておけば、春に楽なんでしょうけれど・・・

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